2025.06.30
【上越市】化学の力で豊かな未来を目指すグローバルメーカー「信越化学工業株式会社」
リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、榊原です。
製造業が盛んな新潟県は、金属加工や食品産業をはじめ、あらゆる分野で日本有数の生産地です。そのため、地元企業はもちろん、東京に本社を置く企業の工場も多く存在し、多様な産業が根付いています。今回はその中でも日本を代表する化学メーカーの一つ、信越化学工業株式会社をご紹介します。
この記事では、上越市直江津に工場を構える信越化学工業の取り組みを深掘りし、その魅力に迫ります。新潟県へのU・Iターン転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
信越化学工業株式会社とは?
1926年に発足した信越化学工業は、産業や生活の基礎となる素材や製品を提供する化学メーカーです。長年積み重ねてきた生産技術を基軸として、半導体や医薬品など、多岐にわたる分野で事業を展開。市場の変動に強い事業構造を確立し、持続的な成長を実現しています。
主な事業内容は下記の4つです。
■生活環境基盤材料事業
(画像引用:信越化学株式会社HP)
上下水道に用いる塩化ビニル樹脂やか性ソーダをはじめ、ライフラインに欠かせない材料の製造・販売
■電子材料事業
(画像引用:信越化学株式会社HP)
半導体の基板となるシリコンウエハーや、環境や情報通信などの課題解決に不可欠な材料の製造・販売
■機能材料事業
(画像引用:信越化学株式会社HP)
シリコーン製品やフェロモン製剤など、化粧品から医薬品、農業まで多様な分野のニーズに対応する高品質な材料の製造・販売
■加工・商事・技術サービス事業
(画像引用:信越化学株式会社HP)
ウエハー輸送用の工程内容器やウエハー真空重ね合わせ装置など、グループ会社との共同による樹脂加工製品の製造、各種機器や工場のエンジニアリング
これらの事業は国内にとどまらず、グローバル市場でも積極的に展開しており、海外売上高比率は78%(2024年3月期連結)を超えています。特に、塩化ビニル樹脂、シリコーンウエハー、合成石英、合成性フェロモン、半導体ウエハーケースは世界シェアNo1を誇り、汎用化学品から機能性化学品、電子材料まで、様々な分野で高シェアを獲得しています。
2024年3月期の売上高営業利益率は29.0%、売上高当期純利益率は21.5%と高水準を維持しており、直近5年間の実績も安定した推移を見せている信越化学工業。将来を見据えてチャレンジしたい方や、成長していきたい方にとって、まさに理想的な環境です。
【企業HP】
信越化学工業株式会社
製造拠点として重要な役目を担う直江津工場
信越化学工業は、日本が世界に誇る化学メーカーですが、そのルーツは新潟県の直江津にあります。発足からわずか1年後の1927年、直江津工場が完成し、長野県の水力を活かした電力と新潟県の親不知から採れる石灰石を利用して化学肥料「石灰窒素」の生産を開始しました。さらに事業拡大を図り、1940年には社名を「信越化学工業株式会社」へ変更。現在へと続く礎が確立されたのです。
最も古い歴史を持つ直江津工場は敷地面積も最大規模で、現在も同社の製造拠点として重要な役目を担っています。主にセルロース誘導体、シリコーン、合成石英、合成性フェロモン、クロロメタン、か性ソーダ、フォトレジストを生産しており、半導体製造に欠かせないフォトレジスト事業では、1997年の立ち上げから、当時の最先端だった KrFフォトレジストの生産に注力してきました(※1)。
さらに、以前ご紹介しましたが(※2)、直江津工場では医薬用添加剤である「Shin-Etsu AQOAT ® (シンエツエーコート」の生産能力を倍増する計画で、2026年春の完成を目処に100億円規模の設備投資が行われています。そのため、新潟県へのU・Iターン転職を考えている方にとっても、成長著しいこのタイミングは大きなチャンスとなるでしょう。
【参考URL】
※1:信越化学、国内で新拠点を設営 | ニュースリリース | ニュース | 信越化学工業株式会社
※2:【上越地域】上場メーカーの製造拠点・本社工場・関連会社への設備投資が熱い! 地域情報ブログ - U・Iターン転職ならリージョナルキャリア新潟
信越化学工業株式会社の求人情報
現在、信越化学工業では、下記のポジションで積極的に採用を行っております。
※「2025年6月30日」時点の求人情報となります。閲覧されるタイミングによっては掲載が終了している場合もございますので、あらかじめご了承ください。
当社「リージョナルキャリア新潟」は、信越化学工業株式会社と連携し、最新の採用情報をご案内いたします。直江津工場で働きたい方や新潟県へのU・Iターン転職を検討されている方は、ぜひリージョナルキャリア新潟までご相談ください。