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転職ノウハウ2023.02.20

知らないと損をするかも?求人票を正しく読み取る3つのポイント

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リージョナルキャリア新潟の永田です。

『求む隊員。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の日々。絶えざる危険。生還の保障なし。ただし、成功の暁には名誉と賞賛を得る。』

唐突に申し訳ございません・・・これはアーネスト・シャクルトンという探検家が、人類初の南極大陸横断を目指し、1914年にロンドンの新聞に出稿した南極探検隊員募集の求人広告です。

「世界最古」の求人広告と言われており、当時5,000人以上の応募があったとされる伝説の求人広告なのですが、現在の求人情報提供のガイドラインに照らし合わせると、完全に表記NGです。

※個人的にはロマンがある大好きな広告なのですが(苦笑)

現在の求人広告や求人票は、求職者の信頼を高めることを第一に、明示すべき項目が定められています。

数年前と比べると明示すべき項目も増え、「委細面談」などといった微妙なニュアンスの求人情報も減ってきましたが、求人情報を受け取る側としても、明示された情報を正しく読み取る力を高めていくことが重要です。

この力を高めることで、実際に勤務したときのイメージをより鮮明に描くことができます。

今回はそんな「求人票の見方」について、特に抑えていただきたい3点をお伝えしていきます。

職種名・職務内容について

今現在、職種名に明確な定義はありません。だからこそ職種名から想起される一般的な職務イメージに頼ってしまうと、大切な部分を見落とす可能性もあるので注意が必要です。

例えば「総務」と一口に言っても、その仕事内容はさまざまです。社会保険対応や設備・車両管理などの一般的な総務業務を行う求人もあれば、総務に加えて人事(採用)や労務など広い領域をカバーする求人もあります。

これまでにも「総務という名称で募集しているが、職務内容を確認したところ、求める要件が実は採用業務経験のある人事経験者だった」などといった事例もありました。

各社それぞれで職種名やカバーしている職務領域が異なるため、職種名から受けるイメージだけでなく、職務内容も読み込むことでギャップの無い応募が可能になると思います。

賃金・給与

気を付けたいのは、「月給」という表記についてです。

月給=基本給ではありません。月給制の場合、基本給の他に「みなし残業」などの手当が含まれていることもありますので、月給の内訳を確認することが大切です。

残業代や賞与、退職金の算出に基本給が用いられることもありますので、基本給がいくらなのかは、特に抑えておきたいところです。

休日・休暇

これも間違えがちなのが「週休2日制」という表記です。

週に2日休めそうな印象を受けますが、実はそうとも限りません。「週休2日制」の定義は、「1か月の間に1回以上週2日の休みがあり、それ以外の週は週1日の休みがあること」、とされています。

例えば、月の1週目だけ土日休みで、残りの3週は日曜のみ休みだとしても、「週休2日制」と表記することができます。

それに対して、「完全週休2日制」と表記されている場合は、年間を通して週2日の休みがあるということになります。

加えて気をつけなければならないのが、「週休2日制」、「完全週休2日制」ともに土日が休みとは限らないということです。

「完全週休2日制(土日)」のように休日となる曜日も確認しておきましょう。

面接時や入社してから、「思っていたのと違った・・・」と後悔することを防ぐ意味でも、限られた情報を正しく読み取ることは重要です。

皆様がよりよい情報収集ができるよう参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

コンサルタント 
永田 祐介

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