2022.10.19
転職に「年齢のリミット」はあるのか
リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、永田です。
転職活動を始めるにあたり「年齢」を気にされる方は多いと思います。実際に私も転職相談を受ける際、年齢についてのご相談を頻繫にいただきます。
そこで今回は、転職と年齢の関係性について、コンサルタントの視点からお伝えしたいと思います。
「35歳転職限界説」は本当?
皆様の中にも、「転職するなら35歳まで」といった情報に触れたことがある方も多いのではないでしょうか。
Job総研(運営会社:株式会社ライボ)の調査によると、転職リミットの有無について「ある」と考える方は76.2%にのぼり、さらに具体的なリミットの年齢は「35歳」と回答する方が最多という結果でした。
※参照:Job総研「2022年 転職年齢に関する意識調査」
理由はさまざまあると思いますが、このことから「35歳が何かしらのリミットになりそうだ」と考えている方は少なくないということが分かります。
リミットとまでは言いませんが、「大きなキャリアチェンジを伴う転職」という観点からであれば、育成を見据えたポテンシャルが大きな判断基準になるため、20代と比べてミドル層(ここでは30~40代と定義)は、当然ハードルが上がります。
しかし、私はこれまでの経験を活かし即戦力性が見込まれる転職であれば、決して35歳はリミットではないと考えています。
市場から求められるミドル層
事実、昨今の市場からは経験豊富なミドル層を求める声も多く聞かれます。
弊社が加盟しているリージョナルキャリアの転職支援実績を見ても、最も多い年代が30~39歳(47.3%)、次いで40~49歳(24.2%)となっており、ミドル層が市場から求められていることが分かります。
※参照:リージョナルキャリア「2021年度 転職支援実績」
実際に私がご支援させていただいた方でも、40代の立て直し経験豊富な営業マネージャーの方や、50代の人事戦略経験豊富な方など、年々ミドル層の方々のご支援が増えている傾向にあります。
35歳は、これからのキャリアを考えるタイミング
私が考える35歳は、「転職できなくなる・・・」と焦るようなタイミングではなく、20代、30代前半を振り返り、「これから先どのようにキャリアを積み重ねていくのか」を考えるキャリア前半の振り返りポイントだと考えています。
転職ありきの相談だけではなく、キャリアの棚卸しや今後のキャリア設計についても、ぜひご相談ください。
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