2022.09.07
非公開求人や潜在的な求人の探し方
リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、松浦です。
求人サイトなどのインターネット上に出ていない求人について、面談の際にご質問をいただくケースがあります。
いろいろな考え方があるかもしれませんが、「こういったケースもあるのだ」と知っていただきたいと思い、実際にあった事例をご紹介しますので、U・Iターン転職を検討される際にお役立てください。
よくある非公開求人
転職サイトや求人サイトで、「非公開求人〇〇〇件!」などと目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
私自身も転職を経験しておりますので、求職者の立場のときは「なぜ非公開なの?」と疑問に思ったことがありました。
非公開求人の理由として考えられるものの例として、「競合観点などから秘匿性の高いポジションであるため情報をオープンにできない場合」や、「社内でもオープンになっていない、経営層しか知らない情報である場合」などがあります。
こういった場合には、その求人を保有している紹介会社にコンタクトする以外、知る方法はありません。
ただ、実際にコンタクトをしても、企業側から「条件にマッチする人材のみに情報提供してほしい」という依頼を受けているケースもあるため、「知ることができないこともある」という点はご理解いただければと思います。
地場の紹介会社ならではの非公開求人や潜在的な求人
一口に紹介会社と言っても、種類はさまざまです。網羅的に求人を保有している全国型の紹介会社もあれば、弊社のように地域に根付いている紹介会社もあります。
私が担当している企業で非公開求人が多いケースは、経営者自身が採用窓口になっている企業です。
人事や採用担当ではなく、経営者自身が「採用は企業成長の肝だ」と考え、採用窓口になっているからこそ、ご紹介に繋がる場合もあります。
潜在的な求人は経営者の"脳内"にはあるものの、まだ明確には言語化されておらず、人材情報の提供をきっかけとして、その場で生まれます。
特に事業意欲が旺盛な経営者は、優秀な人材の確保に余念がないため、新規ポジションや新規部署立ち上げポジションなどが、中途採用を契機に生まれる瞬間にも幾度となく遭遇してきました。
求職者の方々との面談の際、「都内や大手企業で培った経験を地元で活かしたい」という声をよくお聞きします。ただ、実際にそのような求人をインターネット上で探すのは難しいと感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった際には、地域に根付いた地場の転職コンサルタントから情報収集をしていただくと、地元を盛り上げる経営者の情報や、非公開求人などの情報に出会えることがあるかもしれません。
実際にお手伝いに至った事例のご紹介
企業は事業意欲旺盛な創業経営者が営む中小企業(メーカー)。積極的な設備投資やM&Aを進めていることもあり、「優秀な人材はいくらでも欲しい」と考えている企業です。
求職者の方は大手電子部品メーカーにて長年にわたり経営企画職を経験されてきた50代後半の方。これまでの経験を活かしつつ、まだまだ現役で活躍したいとのご意向をお預かりしていました。
顕在的なポジションではなかったものの、以前に社長から「相談相手が欲しい」というお話をいただいていたこともあり、相談したところ、「ぜひ一度お会いしてみたい」と連絡をいただきました。
その後、面接や工場見学を経て無事内定となり、新設ポジションとなる経営企画室長としてご入社いただきました。
ちなみに同社では再雇用が70歳までとなっており、ご紹介した方は60歳を過ぎた現在もご活躍されているとお聞きしています。
今回ご紹介した以外にも、新潟には優秀な人材を欲している経営者が多くいらっしゃいます。U・Iターン転職をご検討の際には、ぜひ顕在的な求人以外にも可能性を探されてみてはいかがでしょうか。
転職相談会のお知らせ
「いつかは地元に帰りたい」「地方で暮らしたい」そんな方のために、弊社では新潟に特化したコンサルタントが、新潟に根差した転職支援を行っております。
「今すぐではないけれど、将来的なU・Iターンに向けてまずは情報収集から始めたい」という方からも、転職やキャリア、新潟での暮らしについてご相談いただいております。お気軽にご相談ください。
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