2023.07.24
転職活動にChatGPTは活用できるのか？転職コンサルタントの視点でチェック！
こんにちは。リージョナルキャリア新潟のコンサルタント、中村です。
最近、「ChatGPT」の話題をよく耳にしませんか？全国の自治体で初の試みとして、神奈川県横須賀市でChatGPTを試験導入することが決まったり、農林水産省でも業務への導入が決定したという報道がありました。民間企業でもChatGPTを業務内に取り込み、業務効率化を図るところもあるようです。
※参照：神奈川県横須賀市HP
そういった世の中の技術進歩のなか、ChatGPTは企業だけでなく私たちの生活にも入り込んできています。最近では志望動機や自己PRの作成に活用するなど、就職・転職活動時にChatGPTを利用する方も増えているそうです。
今回はそんなChatGPTについてお話ししたいと思います。
実際に志望動機を作成してみると・・・
では実際にChatGPTで企業の志望動機を作成したらどうなるのでしょうか？
今回は当社、株式会社エンリージョンへの志望動機の作成をChatGPTにお願いしてみました。
■https://enregion.jp/から志望動機を作成してください
エンリージョンは、テクノロジー業界に特化したリクマッチングサービスを提供している企業であり、その専門性と高い規模を持っていることに魅力を感じています。
私は、エンリージョンが求人案件を紹介するだけでなく、求職者のスキルや志向性に合ったものを紹介することで、より良いキャリア形成を支援していることが素晴らしいと思います。
エンリージョンは、求職者と企業のマッチングに専門的なアプローチを取っているため、より適切な転職先を提供することができると期待しています。
さらに、エンリージョンは社員のスキルアップやキャリアアップを支援していることが求められます。私自身も常に新しいスキルを身につけ、成長することを目指しているため、エンリージョンで働くことにより、自分自身の成長につながる環境であると感じます。
以上のように、私はエンリージョンでのキャリア形成に興味を持っており、自分のスキルアップと成長に繋がることを期待しています。できるよう全力を尽くします。
いかがでしょうか？
「リクマッチング」「高い規模」あたりに日本語の怪しさを感じるとともに、文章全体から内容の薄さと浅はかさが伝わる文章になっているような気はしますが（苦笑）、エンリージョンの強みについて触れつつ、一見しっかりとまとめているように見えませんか？
「AIが書きました」と言われなければ、転職希望者ご本人（人間）が書いたと誰もが思うのではないかと思います。（ちょっと日本語苦手なのかな、とは思われそうですが・・・）
何事も活用するバランスが重要
ChatGPTを使うことによって膨大なデータから情報収集ができ、それによって時間短縮が可能になります。また、人には言えない悩みを相談することもできます。そうすることで、結果として業務の効率が良くなったり、アイデアの幅が広がったりと、ChatGPTの活用には良い面が多数あります。
一方で、ChatGPTは自然言語処理能力には長けていますが、正確性に欠ける場合があったり、専門的すぎる問題や曖昧な質問に対しては、支離滅裂な回答が返ってくる場合があります。
また、ChatGPTは2021年までの情報をもとに作られているため、2021年以降の情報には対応していない場合もあります。（最近では2021年以降の情報も利用できるプラグイン機能がリリースされていますが）
転職活動は自分自身の今後の人生を変える大きなライフイベントです。自分が入社したい企業には、やはり書類からも自分の気持ちや熱意が、しっかり伝わって欲しいと思うものです。
そのため、ChatGPTだけに頼るのではなく、自分自身の意欲がより伝わるよう、自分の言葉を使って志望動機を記入することが大切です。
ChatGPTと自分自身の考えを組み合わせてバランスよく活用し、納得のいく結果を手にして欲しいと思います。
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