2021.12.22
「見る」「食べる」で観光客を誘致しているのはどこ?「47都道府県〈食のイメージ〉調査」を実施
「うまさぎっしり!新潟」など人気の観光地がランクイン
全国の都道府県にはさまざまな食が存在しており、多くの人を魅了していますよね。
では、「見る」「食べる」で観光客を誘致している都道府県はどこなのでしょうか。
有限会社永瀬事務所のバイヤーズ・ガイドが今回、全国15,578人の20歳から69歳の男女を対象に、都道府県別に食のイメージを把握する「47都道府県〈食のイメージ〉調査」を7年連続で実施しました。
食全体から「米」「麺類」「野菜」「果実」「水産物」など、18カテゴリ別に「イメージ部門(食のイメージがある都道府県)」「実食部門(この1年間に食べたことがある)」「満足度部門(この1年間に食べて印象に残っている)」を数値化しています。
食の「イメージ」部門を調べたところ、前年と順位に変動はなく、1位が北海道、2位が大阪府、3位が福岡県。
「実食部門」では、1位が北海道、2位が大阪府、3位が福岡県・新潟県となり、「食の宝庫 北海道」や「うまさぎっしり!新潟」といったキーワードにふさわしく、人気の観光地がランクインしました。
お米の「満足度部門」では新潟県が1位に
「イメージ部門」では、北海道は「米」「野菜」「野菜加工品」「果実」「果実加工品」「水産物」「水産加工品」など13カテゴリで1位、「実食部門」においても18カテゴリ中16カテゴリで1位を独占。
一方で、「満足度部門」では北海道一強は崩れ、各地域のブランド食材や特産品、地元グルメなどに対する消費者の満足度が高いことがわかります。
お米の「満足度部門」では、新潟県が1位。固有銘柄を見ても、新潟県の「コシヒカリ」が1,369pt、「魚沼コシヒカリ」が91ptと、大きくポイントを獲得しました。
「イメージ部門」「実食部門」では北海道が他を圧倒していますが、「満足度部門」では、各地域の特産品や地元グルメが消費者に強い印象を与えており、観光客誘致にも繋がっていることが分かる結果となっていますね。