転職成功者インタビュー

株式会社ゼロスタイル
木田里子さん(仮名・住宅意匠設計) 28歳

本当にやりたかったことを再確認。新しい会社で再出発を誓う!

構造設計と意匠設計。建築設計の世界にも大きく分けて2つの分野があります。大学時代に所属した研究室のテーマに沿って、構造意設計の道を選んだ木田里子さん(仮名)。

「構造設計の中にデザインの要素を持ち込めるはず」と選んだはずでしたが、現実の世界ではなかなかそのような仕事に恵まれず、20代後半で1級建築士の資格取得と意匠設計への挑戦を選ぶことになりました。

「『地元に帰りたい』という意識はあまりありませんでしたが、『慣れ親しんだ地元の環境に馴染む家造り』というテーマにはすごく魅力を感じました」と、Uターン転職への思いを語ってくれました。

(※本記事の内容は、2015年10月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで40日間

転職前

業種
総合建設業
職種
構造設計
業務内容
商業施設、住宅等の構造設計(主に鉄骨造)

転職後

業種
ハウスメーカー
職種
意匠設計・コーディネーター
業務内容
木造住宅の意匠設計・コーディネーター

1級建築士にチャレンジして意匠設計への道を進みたい

現在のお仕事はどんな内容ですか?

一般木造住宅の新築・リフォームを行っている会社で、意匠設計を行う仕事に就いています。構造設計についての経験はありますが、一般木造住宅の構造設計や意匠設計はこれまでとまったく違う世界で、一から学んでいるところです。仕事の傍ら学校に通わせてもらい、1級建築士の資格を取ろうと頑張っています。

入社前のご経歴を教えてください。

金沢の大学で建築の勉強をして、前の会社に就職しました。大学時代、建物の骨組みに当たる部分の強度計算・設計を行う「構造設計」の研究室に所属していたこともあり、構造設計の担当として5年間頑張ってきました。

建物のデザイン設計をする「意匠設計」にも興味があったのですが、大学で勉強するうちに「構造設計そのものが建物のデザインとなる」ような仕事もあることを知りチャレンジしてみようと思ったのです。

転職のきっかけは?

建物の壁紙など内装や造作を企画・コーディネートするコーディネーターの仕事にも以前から興味を持っていました。しかし、現実の仕事ではなかなかそういう機会に恵まれませんでした。

前の会社では「意匠設計」「コーディネート」を外部事務所に委託していたこともあって、新たな職場で一からスタートする時期ではないかと考えるようになりました。建築士の資格も持っていませんでしたので、資格取得に挑戦するならこの年代かなとも考えました。

転職活動はどのように進めましたか?

インターネットの求人サイトで「意匠設計」「コーディネーター」をキーワードに検索し、会社探しをしました。その時点では地元にはあまり拘っておらず、求める仕事ができるなら東京でも地元(新潟)でもかまわないと考えていました。

「コーディネーター」の募集は多くがアルバイトで、社員として募集している会社が少なかったのですが、当社は2職種ともに社員の募集をしていたので候補に挙げました。当時、当社の求人を紹介していたのがリージョナルキャリア新潟でしたので、お願いすることにしました。

今の会社に決めたポイントは?

何よりも、私の望む仕事を社員としてできる会社だということ。しかも、新潟市にあること。実家のある上越市からそれほど遠くない(車で一時間ほどかかりますが)ということ以上に、「新潟という土地にマッチする住宅のデザインを考える」という意匠設計の仕事に魅力を感じたことが決め手でした。設立3年ほどとまだ新しく小さな会社ですが、面接した時の雰囲気も良く、ここなら気持ちよく仕事ができるだろうと感じました。

私の挑戦を理解してくれ、応援してくれる環境があります

転職していかがでしたか?

建築士の資格を取得していませんでしたし、一般木造住宅については「構造設計」の経験がほとんどありませんでしたので、まずはアシスタントとして出発。転職して本当に良かったかどうかは、これからの自分の努力次第だと思います。ただ、会社の皆さんが私の目標を理解してくれているので、頑張れると思います。

生活面での変化はいかがですか?

車通勤に変わったことが一番の変化でしょうか。満員電車で1時間以上の通勤に比べ、片道15分のマイカー通勤は天国です。「無理をしない」「残業をしない」方針の会社ですので、自分の時間も大幅に増えました。

困っていることや課題はありますか?

困っていることは別にありません。とにかく与えられた環境を生かして、資格取得など自分磨きに努めるだけです。設計の先輩の他に、「コーディネーター」を専門にやっている先輩社員もいますので、皆さんから少しでも吸収したいと考えています。

転職してよかったと思うことは?

年収で言うと東京時代とトントンといったところでしょうか。物価を考えると上がったといってもいいかもしれません。やりたいことができない理由はどこにもありませんから、あとは自分がいかにこの環境を活かすか、だと思います。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

迷っているより、まず行動だと思います。私の場合は、前職の5年間は建築の基本を学ぶ上で決して無駄ではなかったと思いますが、何か迷ったら、自分なりにいろいろ調べること、行動することをおすすめします。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
江口 勝彦

最初のコンタクトで受話器からもエネルギーが伝わるくらい元気があり、生き生きしている木田さんでした。女性で建築工事の構造設計を担当、かつコミュニケーション力も高く、若手の指導もしてきた20代後半という、なかなかいない稀有な人材でした。

また、実際に面接同席でお会いした際には、その人間力の高さはどこでも通用するものだと確信しました。「お客さまの顔が見える仕事がしたい」その思いでキャリアチェンジももろともせず、木田さんは希望のチケットを手に入れました。

郷里に帰られても変わらぬエネルギーで、新しい職場でもその場がパッと明るくなる木田さん。こちらが元気をいただきました。お客さまの顔が見える、アットホームな職場を手に入れられた木田さんの、今後のさらなる活躍が本当に楽しみです。

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