転職成功者インタビュー

Jマテ.ホールディングス株式会社
松下朋美さん(仮名・経営企画) 35歳

急成長IT企業の経営企画。そんな経験を活かせる仕事が、地元上越で見出せた。

松下朋美さん(仮名)は東京から新潟への転職を成功させたリージョナルヒーローだ。地元の高校を卒業後に上京。何度かの転職を経て、ネット広告の運用を行う会社に入社。営業としてスタートした後、子会社の立ち上げやグループの組織管理体制構築、主要会議事務局など多彩なキャリアを重ねる。地元に戻り、再び転職活動を開始するものの、上越では東京で築いた自分のキャリアを活かせる仕事が見つからない。そんな中、リージョナルキャリア新潟から紹介を受けたのが、Jマテ.ホールディングスの経営企画職だった。「グループの成長に向け体制の整備や変革を目指している」という姿勢に共感し、経験で得た知見を活かせるかもしれない、と入社を決断した松下さん。Jマテグループ各社の目標管理体制の整備や課題遂行状況の確認といった重要な仕事に取り組みつつも、家族とのプライベートな時間がたっぷりとれるようになった、と語る。(※本記事の内容は、2015年6月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで37日間

転職前

業種
IT業界
職種
経営企画
業務内容
子会社の立ち上げやグループの組織管理体制構築、主要会議事務局

転職後

業種
メーカー
職種
経営企画
業務内容
グループ各社の目標管理体制整備やホールディングスの取締役会事務局。 広報物・ツールの企画・準備。各社・各部署の事業推進状況確認。

ハローワークや県U・Iターン支援サイトでは、希望の仕事が見つからず…

現在のお仕事はどんな内容ですか?

Jマテグループ各社を統合管理し、グループ全体の経営方針を策定するのが持株会社であるJマテ.ホールディングスの役割です。その経営企画の部署で様々な業務に関わっています。例えば、グループ各社の目標管理体制整備やホールディングスの取締役会が行われる際の事務局として各種資料の用意、グループの人材採用等で使用する広報物・ツールの企画や準備にも携わっています。各社・各部署の事業推進状況を確認するのも経営企画室の役割の一つですので、管理職の方・取締役の方とのやりとりも多いです。

入社前のご経歴を教えてください。

地元・上越の高校を卒業し、上京。情報誌を出版している会社に入り、求人情報誌や旅行情報誌、結婚情報誌などの広告制作を経験しました。それから、制作プロダクションを経て、インターネット広告の運用を行う会社に営業として入社。当時、まだ出始めたばかりのリスティングなど検索エンジン連動型広告を提案するのは、とても面白かったのを覚えています。その後、グループ会社に出向して子会社の立ち上げを経験しました。本社組織の急激な拡大に伴い管理体制強化が必要となったため本社に戻り経営企画室に配属となり、グループの組織管理体制の整備を担当。このネット広告会社への在職期間が最も長くて、8年に及びます。私の入社当初は40人だった社員数が、退職する頃には450人に拡大していました。

転職のきっかけは?

そろそろ地元に戻ろうと思ったからです。急激に会社が成長する中でいろんな経験をさせてもらった、という達成感もあり、会社を辞めることにはそれほど躊躇しませんでした。

転職活動はどのように進めましたか?

結婚後も普通に働くつもりだったので、最初に地元のハローワークに行ってみたのですが、私の経験を活かせるような求人がありませんでした。次に、新潟県の運営するUIターン就職支援のサイトに登録したのですが、新潟市ならまだしも、上越市では希望する仕事が見つかりません。他に手段はないのか、とインターネットでいろいろ検索する中で、偶然発見したのが、リージョナルキャリア新潟のサイトです。早速登録してみたのですが、その当日にコンサルタントの方から電話連絡を頂いたのにはびっくりしました。そして面談をしてもらった後、3社ほど頂いた求人案件の中に、Jマテ.ホールディングスがあったのです。

今の会社に決めたポイントは?

持株会社で、グループ各社の管理体制を整備する、という仕事なので、前職でやっていたことに近いと感じました。また「グループの成長に向け体制の整備や変革を目指している」とのことで、かつての経験も十分に活かせると思いました。上越で、私のキャリアを発揮できる会社にようやく出会えた、そんな気がしました。ですから、面接を受けたのはここだけです。

家族と過ごす時間が、格段に増えた。

転職していかがでしたか?

Jマテグループは地元で長くやってきた企業グループです。今までの良い部分はしっかり踏襲しながら、時代の流れに合わなくなった点を変えていこうと、いろいろ努力している最中です。そういった体制の整備や変革において、私のキャリアが活かせるシーンもどんどん出てくるだろうと思っています。取締役や管理職とのやりとりが多く、企業経営を目の前で体感できるのは楽しいですね。

生活面での変化はいかがですか?

東京では満員電車に乗りたくないため、都心の高い家賃を払って会社の徒歩圏内に住んでいましたが、会社とコンビニと家を往復する生活でした。東京では1時間近く、満員電車に揺られて通勤するか、高い家賃を払って近くに住むしか手段はありません。 今は車で10分の距離ですから。また日常生活で特に不便を感じることもありません。確かに東京と比べると「ああいう商品を売る店が少ない」「こんなレストランがない」ということはありますが、生活に困るほどではないですし。本当に必要な物は、ネット通販で手に入れられるので、問題ありません。

転職してよかったと思うことは?

プライベートな時間を十分確保できるようになりました。以前は遅くに帰宅することも多かったのですが、今は残業はあまりしていません。それだけ、夫や家族との時間が十分取れています。私の両親もまだ元気ですが、高齢になってきているので、何かあったら…と思うことはあります。でも今は互いの家が近いので、顔を見に行くのが苦になりません。夫の両親も、週に1回は私たち夫婦を食事に誘ってくれます。東京にいた時と比べ、「家族のありがたさ」を実感する時間が、格段に増えました

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

東京などの大都市圏で行う転職活動と、地方で行う転職活動は同じではない、というのが私の実感です。大都市圏であれば情報の提供数が多いので、転職サイトに頼った活動でも自分の希望の仕事は見つかるかもしれません。しかし地方ではそうはいきません。ハローワークだけ、県のUIターン就職支援サイトだけでは、私が自分のキャリアを活かせる仕事に巡り会うことはなかったでしょう。地方の転職活動では、情報収集が大事です。ハローワークや行政のサイトも、リージョナルキャリア新潟のような地元密着型の人材紹介会社も利用して、あらゆる手段で情報収集した方がいいと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
江口 勝彦

お会いした時から非常にエネルギーを感じ、ユーモアを交えながらもこちらからの質問に過不足なく適切にご回答頂ける姿は非常に聡明さを感じる方でした。常に謙虚な姿勢ながらも、過去の経験・体験にきちんと裏打ちされた確固たる自信をお持ちの方でした。「こんな方に新潟に帰って頂いて地域を盛り上げて頂きたい。」そう強く思ったのを思い出します。しかし「都内×急成長のIT企業×経営企画」からのリージョナル転職。新潟県、特に上越エリアではまず同業、同職種で親和性の高いポジションを見つけるのが難しいご経歴でした。ただ視点を変えて、「地元上越×過去のご経験のダイナミックさ×地頭・お人柄の良さ」と捉えなおすとJマテ.ホールディングス様がすぐに思い浮かびました。会社組織の課題感、スピード感などに応えられる稀有な人材だと感じご紹介させて頂きました。今回の取材では案の定すっかりと会社にも溶け込み、経営トップからも信頼される人材になっていらっしゃる姿にこちらが勇気づけられました。

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