転職成功者インタビュー

ダイエープロビス株式会社
小田卓彦さん(仮名・経営企画) 33歳

ふるさとの花火を眺めながらこみ上げてきた思い「帰ってきてよかった!」

全国的にも有名な、新潟県長岡市の花火大会。長岡市出身の小田さんにとっては毎年の恒例の行事だったが、今年の花火はひときわ美しく見えたという。神奈川からUターンして迎える、初めての花火大会だったからだ。神奈川では大手企業のグループ会社に勤務。システム開発のプロジェクトリーダーとして活躍していた。しかし、残業時間は常に社内で一番多く、夜間や休日に電話で呼び出されることも当たり前...。そんな「仕事だけ」の生活から卒業するためのUターンだった。「もっと家族と過ごす時間を大切にしたい」「大好きなふるさとのために働きたい」。長年募らせていた2つの思いを叶える転職に成功。「私にとっては初めての転職。悩みに悩みましたが、その甲斐があった」と振り返る小田さんの表情は今、充実感に満ちている。(※本記事の内容は、2014年10月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで41日間

転職前

業種
SIer
職種
システムエンジニア
業務内容
システム開発及び運用(顧客への提案、ドキュメント作成、外注との折衝、プロジェクトマネジメント) 部員の育成、部内業務改善

転職後

業種
総合建設業
職種
経営企画
業務内容
一般事務(電話対応、来客対応、顧客接待、清掃、草取りなど) 業務改善(人事情報システム構築、請求書電子化、原価管理システム構築、人事評価制度確立)

最初は「経営コンサルタント」を希望。しかし、キャリアコンサルタントからは意外な提案が。

現在のお仕事はどんな内容ですか。

地場の中堅建設会社に勤めています。所属は財務部ですが、中小企業ならではの「何でも屋」です(笑)。システムの業務改善から、電話応対、清掃、ペンキ塗り、営業車のタイヤ交換まで、幅広い業務を担当しています。業務改善では、前職の経験を活かし、人事情報システムや原価管理システムの構築、請求書の電子化などに取り組んでいます。役職は係長です。部下がいるわけではありませんけどね(笑)

入社前のご経歴を教えて下さい。

ITコンサルティング、システム開発・運用を行っている会社でシステム開発を担当していました。大手企業の子会社でしたが、従業員は5,000人ほどいました。私はそこで、流通系の受発注システムを構築する部署に所属していました。プロジェクトリーダーとして、顧客への提案や外注先との折衝、メンバーマネジメントなども任されていました。

転職のきっかけは?

もっと家族と過ごす時間やプライベートの時間を増やしたいと思ったからです。神奈川で働いていた頃は残業時間が、社内で一番多かったです。流通系の受発注システムを担当していたので、夜間に電話があり、呼び出されることも日常茶飯事でした。 もう1つの理由は、地元の長岡が大好きだったことです。神奈川で働いている時も長岡の花火大会やお祭りには毎年参加していました。「いつかは長岡に帰りたい」という気持ちはあるものの、なかなか腰をあげるまでにはいたりませんでしたが、両親から市役所の職員募集を教えられたことをきっかけに転職活動を始めることになりました。 また、昔は活気があった地元の商店街がシャッター街のようになり、寂しくなっていくのを見て、「長岡のために働きたい」という気持ちが強くなりました。結局、市役所の採用試験には受かりませんでしたが、そのままの勢いで、地元への転職活動に取り組み始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

最初は経営コンサルタントになりたいと考えていました。実家が自営業なので、その助けになりたいと思っていました。インターネットで求人を探し、手当たりしだい応募しましたが、未経験ということで、ほとんど書類選考で不合格でした。そんなときにリージョナルキャリア新潟を見つけ、登録しました。登録後、担当のキャリアコンサルタントの方から連絡があり、面談をし、自分の思いを伝えました。すると、「経営コンサルタントは小田さんが想定しているよりもルーチンワークが多いです。経営を学びたいのであれば、実際に経営者に近いポジションがいいのでは?」と仰ってくださり、今の会社を紹介していただきました。

今の会社に決めたポイントは?

実は他にも、経営コンサルタントを受けていて、書類選考も通過していました。そのため、悩みました。経営コンサルタントになるのは夢でしたから。ただ、勤務地は長岡ではなく、車で1時間以上かかる場所でした。そして、キャリアコンサルタントの方の言葉も耳に残っていました。今の会社は、経営に携わることもでき、長岡のために働けると感じ、入社を決めました。建設会社は全く想定していませんでしたが、建物は生活のベース。街づくりについても勉強できそうだと思いました。

帰宅後は家族と団欒。資格取得のため、勉強もスタート。

転職していかがでしたか?

順調です。社長から、「システム化を通じて業務改善をしてほしい」と言われているので、少しでも会社がよくなればいいなと思いながら、日々頑張っています。もちろん、前の会社とは規模も文化も違うので、最初は戸惑いもありました。入社初日に「タイヤを交換して」と言われたときはびっくりしました(笑)。しかし、中小企業は大手企業と違い、幅広く仕事をする必要があると感じ、体を動かすのは好きなので、苦にはなっていません。自分と同じようにUターンで中途入社している人が3~4人いるので、社内にもスムーズに溶け込むことができています。

生活面での変化はいかがですか?

仕事とプライベートを分けられるようになりました。まず、家に帰るのが早くなりました。今は18時~19時には帰宅できます。帰宅後は生後2ヶ月の子どもと風呂に入り、子どもが寝た後は、読書や勉強をしています。中小企業診断士の資格に挑戦しようと思っています。 休日は、妻と一緒に買い物に行くなど、家族との時間を楽しんでいます。妻が後押ししてくれたおかげで長岡に帰れたので、大事にしなきゃと思っています。妻は積極的な性格なので、長岡は初めて暮らす土地ですが、何も心配もしていません。もうこちらで新しい友達を作っているみたいです。現在は、実家まで車で20分のところにあるアパートを借りて住んでいますが、来年には実家の近くに家を建てようと考えています。

困っていることや課題はありますか?

給料は、長岡の水準以上いただいています。ただ、神奈川では共働きをしていたので、収入は半分近く減りました。その一方で、支出は増えています。こちらでは神奈川と違い、車が必需品です。車のコストが思った以上にかかる上、家を建てる資金のこともあるので、家計のやりくりは課題ですね。ただ、妻もSEだったので、今後はこちらでもそのスキルを活かしてくれたらいいなと考えています。あと、私は本が好きなので、本屋が少ないことが少し寂しいと感じています。

転職してよかったと思うことは?

まず仕事の面では、経営コンサルタントにはできない経験をしていることですね。現在さまざまな経営課題に取り組んでいますが、1つ1つに複雑な要素が絡んでいます。そこで大事になるのが、人とのつながりです。経営の改善をしていくためには、関係者に説明をし、説得をしていく調整力が必要だということを学んでいます。そういう意味では、SEとしてプロジェクトを動かしてきた経験が活かせそうだと改めて感じています。 プライベートでは、長岡に帰れたことが、やはり嬉しいです。実家にも近いですし、家の前に田んぼもあります。田んぼの匂いで毎日癒されています。今年の花火大会も、今までとは違った感慨がありました。ちょうど妻が里帰りをしていたので、1人で花火を眺めていました。そうすると、「悩みに悩んで、ようやく今がある」という思いがこみ上げてきて、思わず涙が出てしまいました。秋のお祭りも、今までとは違った思いで楽しめそうです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

地元に帰りたいと思っている人は多いはずです。まずは、行動することが大事だと思います。行動しなければ、何も始まらないし、何も分からないからです。行動すれば、さまざまな問題にもぶつかります。収入であったり、仕事内容であったり、家族のことであったり。そのため、「なぜ帰りたいのか」を考え、優先順位を決めておくことが大事だと思います。私もずいぶん悩みました。選考で不採用通知を受け取った時は落ち込みましたし、転職活動自体が初めてだったので、不安ばかりでした。相談できる人がいないというのは苦しかったですね。その意味でも、キャリアコンサルタントの方の存在はとても大きかったので、まずは相談するだけでも大きな意義があると思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
永田 祐介

初めてお会いした時には、志望業界・職種は明確に決まっていませんでしたが、「地元長岡に貢献できる仕事」「経営の根っこを支える仕事」を軸に転職活動をされていました。ご実家のある商店街の元気が無い事に対する危機感や、「仕事がないから」と地元を離れる若者の現状に対し役に立ちたいという熱い想いを感じました。 お話を伺いながら頭に浮かんだのが、ダイエープロビス社でした。 社長からは「地元で1番働きたい会社を目指す為に、将来の経営幹部候補になり得る人材」のオーダーを頂いておりました。小田さんにとって異業種・異職種でのチャレンジでしたが「働きたいと思ってもらえる企業にする」や「地域に対しての貢献や活性化」など社長と考え方、想いがマッチすると確信してのご紹介でした。面接はお互いが将来や夢を語る素晴らしい場になり即内定を頂きました。入社後、小田様のイキイキ働く姿を見る度、嬉しく思っております。

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