転職成功者インタビュー

株式会社クラークソン
田中佳史さん(仮名・営業) 30歳

トレンドを発信するチェーン店・店長から、日本のモノづくりを支える切削工具の営業へ

全国チェーンのトレンドを発信するシューズ小売店で店長を務めていた田中佳史さん(仮名)は、30歳を機に転職を決意。妻の母方の故郷である新潟を転地として転職活動をスタートさせた。こだわったのは、新しいことへの挑戦「キャリアチェンジ」だった。そして販売・接客業から、金属加工の工具を扱うルート営業へと転身した。「何もかもが未知の世界。新しく覚えることばかりなので新鮮さがあり、やりがいのある毎日」と話す田中さんは、新しい仕事に就き、マイホームを建て、子どもも誕生。まさに人生の転機であり、記憶に残る年となった。「何か前向きな目標をもって転職活動をすると成功するのでは」と、転職へのアドバイスをくれた。(※本記事の内容は、2015年11月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
全国チェーンの小売店
職種
店長
業務内容
接客販売及び店長として店舗運営

転職後

業種
メーカー向け卸商社
職種
営業
業務内容
既存顧客へのルートセールス・フォロー・提案

頑なにこだわった「キャリアチェンジ」。新しい世界が広がった!

現在のお仕事はどんな内容ですか?

包丁や工具などの金物工業や金属加工が盛んな新潟・三条市で、切削工具のルート営業をしています。訪問先となるのは、自動車部品や発電用タービン、さまざまな金型を製造している工場など、毎日の生活をささえるモノづくりの最先端の現場。ドリルのサイズはミクロンの世界にまで及ぶ緻密さがあります。専門知識ゼロの私には、何もかもが未知の世界。分からないことばかりですが、考え方によってはすべてが成長の糧になるということ。自分で勉強したり、教えられたり、新しいことをどんどん吸収できる仕事環境はとてもやりがいがあります。

入社前のご経歴を教えてください。

大学卒業後、全国でチェーン店を展開するシューズ関係のショップに就職し、店長を務めていました。店舗運営を任される立場として、努力が数字となって反映される面白さを実感できる仕事でした。ディスプレイを工夫したり、ポップに趣向を凝らしたり、お客様の気持ちに寄り添う丁寧な接客を行うなど、発信するアクションに対する反応がダイレクトに売り上げにつながる仕事は面白みがありました。お客様への臨機応変なコミュニケーション力や対応力が今の仕事でも役立っています。

転職のきっかけは?

全国展開の店舗でしたので、キャリアを積めば積むほど異動や転勤がある仕事環境でした。やりがいのある仕事でしたが、30歳を区切りに、しっかりとその地に落ち着いて仕事に向き合い、家族と一緒に暮らしたいと考えるようになりました。妻方の親類の縁があり、マイホーム話が持ち上がったことに背中を押され、骨を埋める覚悟で新潟への転職を決意することができました。

転職活動はどのように進めましたか?

不安や悩みのある中で、まずは転職サイトに登録。10社くらいに履歴書を送りましたが、決定までには至りませんでした。「転職するからには、まったく新しい職種にチャレンジして、違う環境で自分を鍛え直したい」と思い、「キャリアチェンジ」を強く希望したところにも難しさがあったのかもしれません。そんな時にリージョナルキャリア新潟のコンサルタントとの出会いがあり、面接の仕方、履歴書の添削など、親身に対応してくれました。「新しい職種にチャレンジしたい」という私の強い思いに対して、「難しいかもしれませんが、頑張りましょう」と言って、伴走してくれたことに感謝しています。第三者目線で、自分の短所や長所を端的に指摘してくれたことも、有意義なことでした。

今の会社に決めたポイントは?

社長との面接で、小売業から転職した先輩が活躍していることを聞き、安心材料となりました。さらに、さまざまな研修を積極的に行っている点にも魅力を感じました。「何も知らない自分でもやれるかもしれない」と思えました。何より、モノづくりの根幹を支える仕事に非常に興味を持ち、面白みを感じました。

プラス志向の「目標」を見つけて転職活動を!

転職していかがでしたか?

製造に関わるプロを相手にする専門職ともいえる仕事なので、とにかく苦労しています。何もかもがゼロからのスタートです。金属のかたまりから、精密緻密な部品を削り出して、自動車や精密機械ができていく…。その根底となる切削工具を扱うのが私の仕事です。サイズはミクロンレベル、取引先となる工場の担当者も真剣勝負。もっと知識を身につけ、よりよい提案をして、日本のモノづくりに貢献したいと思います。今は前に進むことしか考えていません。

生活面での変化はいかがですか?

ほぼ無休のショップ店長として、自分が休みの日でも何かしら気が休まらず、人員が不足の場合は休み返上で出勤する時もありました。でも今の職場では、土日は基本休めますので、家族と一緒に休日をのんびり過ごせています。そして、「自動車や家電など、毎日の生活に欠かせないモノに自分が扱っている切削工具が使われている」と、モノづくりに関わっている実感があり、モノの見方も変わり、新鮮な気持ちになれています。

転職してよかったと思うことは?

オンオフの切り替えができて、気持ちにゆとりのある生活ができています。「異業種への転職」ができたのは30歳という年齢も良かったと思っています。新しい知識の吸収もまだまだできる年齢ですし、これからキャリアを積むにも十分な時間があります。家族と一緒に新しい環境で有意義な日々を過ごしていけそうです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

人間関係や仕事環境など、マイナスな要因で転職を考える場合もありますが、プラス志向になって、何か一つでも目標を見つけて転職活動をすると成功すると思います。私の場合は「キャリアチェンジ」。何か新しいことに挑戦したいという思いでした。その土地が好き、趣味を満喫したい、自然に囲まれてのんびり暮らしたい…など、目標やこだわりを持って、新しい人生の一歩を踏み出してください。

関連情報

求人情報

転職成功者インタビュー一覧

ページトップへ戻る