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新潟へのリージョナル転職を見事実現された候補者の古賀さんに
インタビューしました。
希望する仕事に就くためなら
どの地域、国でもかまわない
一般に40代の転職は難しいと言われるが、49歳の古賀祥平(仮)さんは新潟県に本社を置くJマテ.カッパープロダクツ株式会社の経営企画室室長としてリージョナル転職を果たした。金属材料スクラップの仕入れ・販売や銅及び銅合金地金の製造・販売等を手がける同社において、一部上場の商社兼メーカーで経営企画部長やアメリカ現地法人社長などを歴任した古賀さんの実績が評価されたのである。これまでの経験のなかで培った経営やキャリアに対する考え方を愚直に貫き、希望する経営企画職に就くため奈良から新潟へ移り住んだ古賀さんに話をうかがった。
「沈みゆく船から船長が脱出するわけにはいかない」で退職
- 現在はどのような業務に従事されていますか。
- 古賀:
- Jマテ.カッパープロダクツの経営企画室で会社方針や将来計画の立案、経営課題の解決などに取り組んでいます。
- これまでのキャリアについて教えて下さい。
- 古賀:
- 大学を卒業後、一部上場の商社兼メーカーに就職し営業や労働組合の専従を経て経営企画部長として経営全般の企画・統括に従事していました。その後、会社の悩みのタネだったニューヨーク現地法人に赴任し、業績の建て直しに取り組みました。赴任した当初は駐在員事務所のような規模だったのですが、取り組むからにはやはり人員が必要ということでアメリカ人10名を現地で採用し、事業の発展に向けて皆モチベーションの高い状態で仕事に取り組んでいました。ところが突然、日本本社から「現地法人を解散せよ」と指示が出まして…。リーマンショックに直撃されてしまったんです。それで残務整理を終えて退職し、日本に帰国して転職活動をはじめました。
- お辞めになる必要はなかったのでは?
- 古賀:
- 自分で雇い、一緒に頑張っていた社員の首を切ったのに、自分だけのうのうと会社に残るわけにはいかないと思いました。以前にも国内工場の閉鎖を担当したことがあって、そのときから経営者のあり方について自分なりに考えるところがあったんです。やはり沈みゆく船から船長だけ脱出するわけにはいきません。
- そして現職に就かれたのですか。
- 古賀:
- 実はその前に一社、ハローワークを通じて入社したのですが、入社時に約束した条件が守られなかったので半年で退職し、改めてインターネットの転職サイトを通じて真剣に仕事を探し始めました。希望としてはこれまでの経験を活かし、経営全体を見るポジションであること。その時は奈良に住んでいたのですが、仕事のためならどこへ行ってもかまわない。いいお話があれば、それこそ海外にでも行くつもりでした。
- 現在の会社に入社した決め手は何でしたか。
- 古賀:
- 自分の希望通り経営全般を見られる仕事であること。そしてトップや取締役と面接したその場で「君に決めた」と言って握手をしてくれたからです。条件うんぬんの前に、私はそういう心意気を大事にしたいので即断即決でした。地元出身で長く勤めている方が多い社内に私が入っていく機会をつくってくださるなど、入社してからもいろいろとご配慮をいただいていています。
一時的に収入が下がっても自分の力で上げればいい
- 転職の決断について、ご家族の反応はいかがでしたか。
- 古賀:
- 奈良から新潟へ移り住むことになったわけですが、妻は「よかったね」と言ってくれました。海がすぐそばで赤倉温泉も近い。こういう自然豊かな環境で暮らすことに違和感がなく、むしろ早く住みたいという感じでした。
- 新潟へ移り住んでみて、良かったこと、あるいは困ったことはありますか。
- 古賀:
- もともと自然の豊かなところに住みたいというあこがれがあったうえに、素晴らしい地域文化があるのでとても気に入っています。自分の時間が増えたのもよかったことですね。前職では通勤に片道1時間半くらいかかっていたのが、現在は車で20~30分程度。これだけで以前とくらべ、1日に2時間余裕ができます。困ったことはそれほど感じていません。息子が大学受験を控えているため来春までは単身赴任なのですが、自炊は得意なので。
- 収入面に関して変化はありましたか。
- 古賀:
- 商社兼メーカーにいたときは20年勤続しており、海外手当も出ていました。それを転職でリセットしたので当時と比べるとかなり下がりました。しかし、収入は自分で上げていくものです。幸い、いまの会社は頑張れば頑張っただけ上がる可能性があるので、自分を磨き、成果を出していきたいと考えています。
- リージョナル転職を検討されている方にアドバイスをお願いします。
- 古賀:
- ご自身のやってきたことを棚卸しして「何が売れるか」を考えること、そして優先順位を決めることが大切です。仕事内容なのか、生活環境なのか、収入なのか、「これが満たされれば満足できる」ということに焦点をあてて決断することです。
担当コンサルタント
江口勝彦
(株)エンリージョン
古賀さんの奈良のご自宅と新潟オフィスとを結ぶTV面談が最初の出会いでした。TV画面からも人柄の良さが伝わるほど、明るさやユーモアを常に持ち合わせてらっしゃるリーダーだと感じました。すぐに経営者へ直接書類推薦をさせて頂き、翌週には奈良から上越へと台風が日本列島を横断する中、時間も間に合わせて面接に来て頂きました。
縁もゆかりもないIターン転職にも関わらず、ご応募から最終意思決定に至るまで、不確実性の中でもスピード感を持って最善を尽くす行動力は米国法人への再建に単身乗り込まれたご経験を彷彿とさせました。
案の定、入社後も持ち前のコミュニケーション力で馴染まれて、推進力を持って進められている姿をみて人材の事業に与えるインパクトの大きさを改めて感じる素晴らしい出会いでした。
Jマテ.カッパープロダクツ
株式会社
経営企画室 室長
古賀 祥平さん(仮名)
1962年 大阪府大阪市生まれ
大学卒
- [家族構成]
- 3人(妻、長男)
- [転職回数]
- 1回
- [転職活動]
- エントリーから内定まで
10日間
- [業界]
- 商社兼メーカー(一部上場)
- [職種]
- 営業→労働組合専従→経営企画→アメリカ現地法人社長
- [仕事内容]
- 輸出営業、労働組合を経て、経営全般を企画・統括。その後アメリカ現地法人として派遣され、現地法人再建を担当。








